土合駅のホームは地下約70メートルに位置し、
改札まで階段486段・徒歩10分かかる日本一の地底駅です。
改札にたどり着くのが過酷すぎるため、ちょっとした観光スポットになっています。
この記事では、土合駅の魅力について紹介します。
土合駅の概要
土合駅は、群馬県にあるJR上越線の駅です。
下りホームは地下約70メートルの新清水トンネル内にあり、ホームから改札へは合計486段の階段を登らないと到達できません。
その過酷さから「日本一のモグラ駅」として親しまれています。
上りホームは地下ではなく、地上にあります。
なぜこのような駅構造になったのか?
土合駅はまず上り線のホームができ、その後新清水トンネルの開通により下り線の地下ホームが開業しました。
山岳地帯を走るJR上越線は、土合駅と隣の湯檜曽(ゆびそ)駅の高低差が激しく、
1931年に開業した現在の上り線は、複数のトンネルとループ線により勾配を克服しています。
線路をループ状にすることで直線よりも距離を伸ばし
勾配を緩くする。「ループ線」と呼ばれる。
その後土木技術の進歩により、両駅間を最短で結ぶ新清水トンネルが開通し、
地下深くに下り線の駅が作られることになりました。
こうして、地上と地下にホームが存在する現在の状態が作られました。
土合駅の駅舎とホームを探検してみる
土合駅の様子は以下の動画にもまとめました!
駅舎は谷川岳をモチーフにした三角屋根の無人駅です。
改札を入ると左側に地下ホーム(新潟方面)、右側に地上ホーム(東京方面)に進む分岐があります。
地上ホームからは山々を望みます。険しい山岳地帯ならではの風景です。
地下ホームに行くには、まず143メートルの通路を進みます。
その後地下へ続く巨大な階段が現れます。
改札から合計486段の階段を降りるとホームが現れます。
ちなみにエスカレーターやエレベーターはありません(絶望)
ホームには地下を活用してビールを熟成する設備があります。
特殊な環境のため、ホームに列車がやってくると不思議な安心感があります。。。
土合駅は関東からの日帰り旅行が可能です。
休日のプチお出かけ先にぜひ!
コメント