2021年7月に、えちごトキめき鉄道から観光急行がデビューしました。
JR西日本から引退した455系・413系を購入した車両で運行され、鉄道ファンの間で話題となっています。
455系は国鉄急行型車両で、乗車できるのはえちごトキめき鉄道の観光急行のみです。
この記事では、実際に観光急行1号に乗った際の乗車記を紹介します。
観光急行のおすすめ座席や見所などはこちらの記事をご覧ください!
直江津〜糸魚川 – 現役の国鉄急行型車両に感動
夏の直江津駅に降り立ちました。日本海側といえども夏は暑い。
妙高はねうまラインでの快速運転を終えて、観光急行が直江津駅に入線してきます。
清掃のため乗っていた一度乗客は外に出されます。
席取りのためちらほらと並んでいる乗客がいるのを目にし、人気の455系の前で並びます。
やがて清掃が終わるとしばらくしてドアが開き、乗客が雪崩れ込みました。
残念ながら海側のボックスシートは確保することができませんでしたが、
455系の海側のロングシートを確保することができました。
急行型車両のため、ボックスシートには窓側にも肘掛けがあります。
プレートには昭和46年と記載されています。今から50年以上前ですね。
車内にはどこか懐かしい中吊り広告も。
直江津駅ではお弁当の立ち売り販売があり、「にしんめし」を購入しました。
11:26分に観光急行1号は直江津駅を発車します。
列車は日本海に沿って進みます。車窓には日本海の大海原が広がります。
日本海ひすいラインはトンネルも多くあります。
列車は日本に5つあるトンネル駅のうちの1つである、筒石駅を通過します。
能生駅での時刻表にない停車
観光急行は能生(のう)駅で15分ほど停車します。
この停車は時刻表には乗っていない停車で、改札の外に出ることはできません。
能生駅はホームがカーブしており、写真撮影にはちょうどいいスポットです!
数量限定でお弁当の販売もありましたよ!
特に後続列車に抜かされるわけでもなく、観光急行は能生駅から出発します。
糸魚川駅停車
能生駅からしばらく走行し、列車は12:20分に糸魚川駅に到着しました。
糸魚川では約15分の停車時間があり、
乗客たちは列車の外に出て撮影をしたり、飲み物を買ったりとそれぞれの時間を過ごしました。
糸魚川〜市振 – 日本海の大海原を望める車窓
観光急行は糸魚川を12:34分に発車し、終点の市振駅に向かって進みます。
糸魚川駅を出たあとは再び日本海に沿って進みます。
海が綺麗に見えるビュースポットでは、列車は速度を落として運転されます。
青海・親不知駅を通過した後、列車は終点の市振駅に到着しました。
市振駅は無人駅で、駅周辺は閑散としています。
これで急行1号の旅は終了です。
急行1号はこのあと急行2号として、13:10分に出発し直江津を目指します。
妙高はねうまラインを走る455・413系 – 快速列車として運転
妙高はねうまラインで運行されている次の快速列車にも455系・413系が使用されており、
こちらにも乗車してきました。
- 直江津8時43分発 妙高高原行き
- 妙高高原9時44分発 直江津行き
観光急行よりも乗客が少なく、狙い目だと思いました。
それでも、455系のボックスシートは争奪戦でした…
日本海ひすいラインとは打って変わって、
妙高山に代表される山の麓を列車はグングン進んでいきます。
妙高高原駅では7分ほど停車し、直江津方面に折り返します。
列車は直江津方面に折り返したあと、直江津駅にて清掃が入り、
その急行1号になります。
観光急行の乗車記はここまでです。
国鉄時代を思い起こさせる観光急行に、みなさんも乗車してみてはいかがでしょうか?
コメント