一筆書き切符で東京と名古屋間を金沢経由でオトクに移動する方法

一筆書き切符で東京と名古屋間を金沢経由でオトクに移動する方法 鉄道

鉄道でオトクに移動する手段の1つに、一筆書き切符があります。

東京と名古屋を往復する際に東海道新幹線の自由席を使うと往復21,120円ですが、

一筆書き切符を使うと追加で4,370円課金することで金沢を経由することができます。

この記事では、一筆書き切符を使用したオトクな鉄道旅について紹介します。

この記事の内容
  • 一筆書き切符とは?
  • 一筆書き切符の特徴
  • 切符の発券方法
  • 金沢経由の切符料金
いっちー
いっちー

実際に一筆書き切符を活用した旅行記については

以下の記事をご覧ください!

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一筆書き切符とは?

一筆書き切符とは、乗車駅から再び乗車駅に戻る乗車券のことを指します。

ちょっと何言ってるかわからないですね。

例えば、以下のようなルートの切符です。

  1. 東京〜金沢(北陸新幹線)
  2. 金沢〜名古屋(特急しらさぎ)
  3. 名古屋〜東京(東海道新幹線)
一筆書き切符

金沢を経由することで乗車経路を一筆書きにし、

後述する遠距離逓減(ていげん)制を活用し乗車券の料金を安くできます。

一筆書き切符の特徴

一筆書き切符には、以下の特徴があります。

一筆書き切符の特徴
  • 遠距離逓減(ていげん)制を活用し乗車券の値段を下げれる
  • 有効期間が長くなりやすい
  • 乗継割引を活用しやすい
  • 経由地を増やし途中下車で観光できる

1つずつ解説していきます。

遠距離逓減(ていげん)制を活用し乗車券の値段を下げれる

JRには遠距離逓減(ていげん)制というルールがあり、

距離が伸びるにつれて、キロあたりの運賃が安くなる制度があります。

キロ数300km以下600km以下601km以上
1kmあたりの運賃16.20円/km12.85円/km7.05円/km
引用:https://smartparty.jp/one-way-trip#%E9%81%A0%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E4%BD%8E%E6%B8%9B%E5%88%B6%E3%81%A8%E3%81%AF

例えば東京〜金沢〜名古屋〜東京を、一筆書き切符の場合と

①東京〜金沢・②金沢〜名古屋・③名古屋〜東京と3つに分けてバラバラに切符を購入した場合の乗車券の料金を比較してみます。

切符乗車券の料金備考
一筆書き切符13,200円東京〜金沢〜名古屋〜東京
バラバラに切符を購入18,370円東京〜金沢:7,480円
金沢〜名古屋:4,510円
名古屋〜東京:6,380円

なんと5,170円も料金が安くなります。

全然違うじゃん!!

浮いたお金で途中下車してグルメを食べよう!

ちなみに東京〜名古屋を往復した場合の乗車券の料金は12,760円で、

金沢を経由する場合と比べてわずか440円の差額です。遠距離ていげん制おそるべし…

有効期間が長くなりやすい

JRにて切符の有効期間は、101キロ以上の乗車券の場合、乗車駅から降車駅までの総距離で決まります。

距離が長いほど、有効期間が長くなります。

乗車距離200キロまで400キロまで600キロまで800キロまで1000キロまで1001キロ以上
有効期間2日3日4日5日6日200キロごとに1日を加える
引用:https://www.jreast.co.jp/kippu/04.html

東京〜金沢〜名古屋〜東京ルートの一筆書き切符の乗車券の有効期間は7日です。

この有効期限の長さは、後述する途中下車を活用した観光に役立ちます

乗継割引を活用しやすい

一筆書き切符を利用する際に活用できるのが、乗継割引です。

乗継割引とは、JR線の特急や急行を乗り継ぐと特急・急行料金・指定席料金が半額になる割引です。

画像引用:https://www.jreast.co.jp/kippu/1401.html
乗継割引の注意点

乗継割引を利用するには、乗り継ぐ列車双方の特急券を同時に購入する必要があります。

同時に購入しないと割引が効かないので、注意が必要です。

乗継割引には適用駅があり、金沢は適用駅に該当します。

東京方面の北陸新幹線から金沢発の特急しらさぎに乗車する際(反対もOK)に乗継割引を活用できます。

乗継割引を活用することで、特急しらさぎの自由席特急券の料金を半額の1,210円にすることができます。

一筆書き切符
乗継割引の他の活用例
  • 東海道新幹線で米原へ・その後「しらさぎ」で金沢方面へ
  • 北陸新幹線で長野へ・その後「しなの」で名古屋方面へ
  • 上越新幹線で新潟へ・その後「いなほ」で秋田方面へ

経由地を増やし途中下車で観光できる

途中下車とは、乗車券の区間内で改札の外に出ることです。

乗車券は、後戻りしない限り何回でも途中下車することができます。

注意:途中下車ができない例外
  • 片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券
  • 大都市近郊区間内のみの普通乗車券
  • 回数券
  • 一部のトクトクきっぷ
  • 特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券

出典: https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/guide/normal_tickets/stop_off.html

途中下車を活用し、金沢や名古屋で列車を降りて観光することができます。

一筆書き切符を使用して訪れた金沢の兼六園
金沢の途中下車にて訪れた兼六園

一筆書き切符のルートに組み込むことで

いろんな都市を途中下車で観光できそうだね!

一筆書き切符の発券方法

一筆書き切符は駅の窓口で発券するのがオススメです。

通常の切符よりも経路が複雑なため、事前にルートのメモを用意して窓口の方に見せるのが良いでしょう。

いっちー
いっちー

乗継割引を活用する方は、

乗り継ぐ列車双方の特急券を同時に購入する必要がありますので、ご注意を!

金沢経由の一筆書き切符料金

東京〜金沢〜名古屋〜東京の一筆書き切符の料金は、総額25,490円です。

項目料金備考
乗車券代13,200円有効期間7日
東京〜金沢 特急券(かがやき)6,900円通常期料金
はくたかの場合は6,370円
金沢〜名古屋 特急券1,210円乗継割引を適用
名古屋〜東京 特急券4,180円のぞみ自由席 
かがやき以外の特急券は割愛可能

名古屋〜東京間を新幹線で往復すると21,120円なので差額は4,370円です。

いっちー
いっちー

追加で4,370円課金すると金沢経由にできるなんてお得に感じますね!

鉄道旅行の際は一筆書き切符をぜひ活用してみてください!

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