こんにちは!いっちー(@tetestkake_blog)です。
今回は「Minikubeを使用したお手軽ローカルKubernetes構築」というテーマを解説します。
巷で話題となっているKubernetesですが、概念が複雑で、ネットの解説記事などを読んでもいまいち概要がつかめませんでした。
そこでローカルでお手軽にKubernetes環境を動かすことができないかと調べていた時に出会ったのがMinikubeでした。
この記事ではMinikubeを利用してさくっとローカルでKubernetesのサンプルを動かす方法を解説したいと思います。

Minikubeを利用するとコマンド数発で簡単にKubernetesのサンプルが動かせます!
Minikubeとは?
Minikubeとはローカル環境でKubernetesを簡単に実行するためのツールです。
コマンドを実行することでKubernetesの環境を作成してくれます。
ローカルでさくっとKubernetes環境構築をしたい場合などに重宝します。
Minikubeを使用する
ここからはMinikubeを使用してローカルにてKubernetesサンプルを動作させる方法に関して紹介します。
以下の環境で動作させた内容を解説します。
- OS: Mac OS 10.15.3(Catalina)
- Docker for Mac: 2.2.0.3
- Docker: 19.03.5
- Kubernetes: v1.15.5
kubectlインストール
まずはKubernetesを制御するためのkubectlコマンドをインストールします。
brew install kubectl
インストールできたら以下のコマンドで確認します。バージョンが表示されたらOKです。
kubectl version --client
また、homebrew以外の別の方法でもインストールすることが可能です。

Macだとhomebrew経由でインストールする方法が一番簡単だと思います!
Minikubeインストール
さて、minikube本体をインストールします。
※minikubeを使用するためにはDockerまたはVirtual Boxなどの仮想環境が必要なので、それらがインストールされてない方は別途インストールが必要です。
brew install minikube
インストールできたら以下のコマンドで確認します。バージョンが表示されたらOKです。
minikube version
環境構築
環境構築は以下のコマンドで完了します。
minikube start

このコマンド1発で完了します!非常に楽ですね。
作成されたものに関して確認します。
minikubeという名前のノードが作成されていることがわかります。
$ kubectl get nodes
NAME STATUS ROLES AGE VERSION
minikube Ready control-plane,master 5m1s v1.20.2
どうやらDockerに実態が立っている様です。
$ docker ps
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
fce2b3344923 gcr.io/k8s-minikube/kicbase:v0.0.17 "/usr/local/bin/entr…" 10 minutes ago Up 10 minutes 127.0.0.1:32771->22/tcp, 127.0.0.1:32770->2376/tcp, 127.0.0.1:32769->5000/tcp, 127.0.0.1:32768->8443/tcp minikube

これでローカルお手軽Kubernetes環境構築は完了です。
お疲れ様でした!
さいごに
今回はMinikubeを使用したお手軽ローカルKubernetes構築の方法に関して解説しました。
ローカルでKubernetesの環境を動かしてみたい場合などはMinikubeを使ってみてください!
参考リンク
Minikubeを使用してローカル環境でKubernetesを動かす
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