花咲線は日本最東端を走る路線で
車窓に湿原や太平洋が広がる日本屈指の絶景路線です。

この記事では、そんな花咲線を全線乗り通した様子を
車窓の見どころを交えながらお伝えします。
花咲線の概要
花咲線は、根室本線の釧路〜根室間に付けられた愛称で
全長135.4kmの日本最東端を走る路線です。

車窓が美しいことで有名で
湿原や北海道らしい開けた風景、太平洋などが一面に広がります。

今回はそんな花咲線を全て乗り通した乗車記をお届けしていきます。
花咲線乗車記 | 釧路から花咲線に乗車
まずは釧路駅から、2両編成の普通列車に乗車していきます。


花咲線を乗り通した様子は
以下の動画でも紹介しています。


撮影したのは2023年の9月で
夏季シーズンの増結で2両編成となっており
前方にキハ40系の「道北 流氷の恵み」
後方にはキハ54が連結されています。
乗車したのは平日です。観光客と思われる方々が割と乗車しています。
増結がなかったら、結構混んでいたかもしれません。

列車は釧路駅を13:25に出発しました。
終点の根室までは、約2時間半の乗車旅です。
釧路駅を出発すると釧路川を渡ります。
この川は有名な、釧路湿原の方から流れてきています。

しばらく走行すると釧路の市街地を抜け、車窓に山々が広がります。
これから車窓には、雄大な自然が広がっていきます。

見どころ①厚岸湾
門静駅を発車後が、1つ目の絶景ポイントです。
進行方向右側に厚岸湾が見えてきます。

南部を太平洋に開いており、カキの養殖が盛んなところです。
次の厚岸駅までは海沿いを走行するため、しばらくこの景色を楽しむことができます。

景色を楽しんだ後列車は、厚岸駅に到着します。

花咲線の一部の列車には厚岸行きが設定されており
路線の中で比較的大きな位置付けの駅です。
見どころ②厚岸湖
厚岸駅を出発後は2つ目の絶景が広がります。
まずは車窓に厚岸湖(あっけしこ)が見えてきます。


湖ですが潮の干満によって
塩分濃度は高いとのことです。
厚岸湾の時よりも水辺がさらに近くまで迫っており
車窓の一面に湖が広がります。

見どころ③別寒辺牛湿原
厚岸湖に続けて、左右に別寒辺牛(べかんべうし)湿原が広がります。
東京ドーム1600個に相当する広大な湿地です。

1993年にラムサール条約登録湿地に指定された湿原の中を
気動車が走り抜けていきます。



それにしても花咲線を建設した時に
よく湿原の中に線路を通したものですね…
湿原を抜けた後は茶内駅に到着します。
反対列車との行き違いのため、この駅で4分ほど停車します。

見どころ④落石海岸
しばらく走行して、列車は4つ目の絶景ポイント落石海岸付近を走行しています。

列車が海岸から高い位置を走るため、目の前に広がる太平洋を奥まで見渡せます。

終点の根室に到着
約2時間半の乗車を経て、列車は終点の根室駅に到着しました。

根室駅は日本最東端の有人駅です。
また根室本線の終点でもあります。

ちなみに根室駅から徒歩5分ほどのところに、根室本線終点の表示があります。
ここから滝川駅まで400km以上も離れているとは驚きです。


花咲線は日本屈指の絶景路線なので
乗り鉄旅にオススメです!
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