昭和・平成の時代を多くの乗客を乗せ運んだブルートレインは
新幹線や航空機の発達に伴い徐々にその役目を終え、走る姿を見れなくなりました。
しかし熊本にあるブルートレインたらぎでは、
引退した本物のブルートレインに泊まることができます。
今回はそんなブルートレインたらぎを紹介します。
ブルートレイン好きな方、必見です。
ブルートレインたらぎとは?
ブルートレインたらぎは寝台特急「はやぶさ」として活躍した車両に泊まれる宿泊施設です。
東京〜熊本間で使用されていた3両を廃止後にJR九州より購入し
面影を残しながらリニューアルされた車両に泊まることができます。
「はやぶさ」のヘッドマークが入る「スハネフ形」1両と
「オハネ形」2両で構成されています。
3両あるうちの宿泊スペースは2両分で、もう1両は
テーブル・テレビ・受付などが設置してある多目的スペースとなっています。
現役時代に使用された備品の多くがそのままの形で残されており
鉄道ファンやブルートレイン好きにとってはたまらない宿泊施設となっています。
1号車スハネフ14-3(共同タイプの部屋)
1号車は開放型4ベットタイプの車両となっています。
1号車の先頭には、車掌室があります。
車掌室に入る機会は滅多にないので貴重な体験です。
通常は施錠されているので
見学の際はスタッフの方に声をかけましょう。
2号車オハネ15-6(共有スペース)
2号車は共有スペースで、受付や食事を食べるためのスペースとして使われています。
また車内放送用オルゴールもあります。
こちらはスタッフの方に声をかけることで、実際に鳴らすことができます。
3号車オハネ15-2003(個室タイプの部屋)
3号車は個室タイプの部屋が並びます。
1階と2階の部屋があり、当時の姿をとどめた個室に泊まることができます。
広さはサンライズの個室と似たような感じで(体感こちらの方が広いかも?)
物が置けるテーブルと台やコンセント、寝る時に使うシーツなどが準備されています。
ベッドはフラットな感じで、成人男性でも寝るのに十分な広さがあります。
1つの窓がありカーテンが付いているためプライバシーも守れます。
その他設備
その他に、ブルートレインたらぎには以下の設備があります。
- トイレ(共同)
- 洗面所(共同)
寝台特急時代のトイレは使えませんが、
新たに新設された綺麗なトイレや洗面所が利用可能です。
またお風呂はありませんが、道を隔てた反対側にえびすの湯という公衆浴場があります。
私が泊まった時にはえびすの湯の入浴券をもらえたので無料で入浴できました!
ブルートレインたらぎへのアクセス
ブルートレインたらぎへは、
- 人吉駅から多良木駅へのバス
- マイカー(駐車場有)
などでアクセスできます。
本来であれば人吉駅から多良木駅まではくま川鉄道に乗れば辿り着けるのですが
2020年の豪雨災害を受けて現在一部区間が運休しているため
人吉駅からは路線バスで多良木駅を目指す必要があります。
ちなみに熊本や鹿児島方面から人吉駅までのアクセス手段であるJR肥薩線も
同じく豪雨災害で現在不通となっているため
高速バス等を利用する必要があり、アクセスの難易度が少し高いです。
多良木駅からは徒歩約1分でブルートレインたらぎに到着します。
さいごに
ブルートレインたらぎは、1度でもブルートレインに乗ったことがある方ならば
とても懐かしさを感じる宿泊施設だと思います。
個室に3000円台で泊まれてお財布にも優しいです。
さいごに、ブルートレインたらぎで撮影した写真をいくつかご紹介します。
ここまでご朗読ありがとうございました。
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