BRTで復旧した日田彦山線ひこぼしライン乗車記

日田彦山線BRT乗車レポ 鉄道

JR九州・日田彦山線の添田駅から夜明駅間は2017年の九州北部豪雨を受けて

長らく不通となっていましたが、2023年8月末にBRTひこぼしラインとして復旧しました。

今回は新たにパワーアップした、日田彦山線に乗り通した様子をお届けします。

日田駅に停車するBRT車両
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日田彦山線の概要

JR九州の日田彦山(ひたひこさん)線は、福岡県の城野駅から大分県の夜明駅を結んでいます。

そのうち添田から夜明間は2017年の九州北部豪雨を受けて

長らく不通となっていましたが、2023年8月28日にBRTひこぼしラインとして復旧しました。

日田彦山線

BRTはBus Rapid Transitの略で、日田彦山線のBRTは一般道や、

線路跡などを舗装した専用道を走行します。

添田駅に停車するBRT車両

小倉駅から日田彦山線の列車に乗車

まずはBRTに乗るために、小倉駅から添田行きの列車に乗車します。

いっちー
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BRTに乗車した様子は以下の動画でも紹介しています。

乗車するのは、2両編成の気動車です。

日田彦山線は、今となっては数を減らしつつあるキハ40(140)系が活躍しています。

小倉駅に停車中の日田彦山線

小倉駅を発車後は、しばらく小倉の都市部を走った後

北九州の山々を眺めながら、BRT始発駅へ向けて進み

列車は約1時間20分で、添田駅に到着します。

添田駅

添田駅のBRT設備

列車が到着したホームの反対側には、早速BRTが停まっています。

添田駅に停車するBRT車両

小型の電気バスが4台と、中型のディーゼルバス2台が活躍しています。

ホームとBRT専用道の段差はほとんどありません。

添田駅

駅名標にはBRTが描かれています。

添田駅

ホームから伸びる専用道は、駅前ですぐ脇を走る一般道に合流します。

日田彦山線BRT

日田駅からBRTに乗車

ここからBRT乗車記です。添田から日田間のBRT区間を乗り通します。

添田駅のBRT
日田彦山線BRT
いっちー
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運行開始日から約1週間後の平日に乗車しましたが、

車内は立ち席を含めて満員で、後続に臨時便も出る盛況ぶりでした。

添田駅出発後はすぐに一般道に合流します。今回開業したひこぼしラインは全体が約40kmで

そのうちBRT専用道を走る区間は約14kmほどです。

日田彦山線BRT車窓
いっちー
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乗り心地は通常のバスと似ていました。

私が乗車したのは電気バスで、走行時はかなり静かだと感じました。

BRTは「歓遊舎ひこさん」に到着します。こちらは道の駅に停留場があります。

鉄道と異なり柔軟に停留所を設置できるのも、BRTのメリットの1つです。

日田彦山線BRT車窓
いっちー
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乗降客がいない場合は、停留所を通過していきます。

彦山から専用道区間を走行

彦山駅からは専用道を走行していきます。昔あった線路は剥がされ、更地やBRT専用道へと変更されてます。

日田彦山線BRT車窓

座席の横にまさかの、USB充電ポートを発見しました。

さすが最新のバスです。車内で携帯の充電もできちゃいます。

日田彦山線BRT
いっちー
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専用道の区間は、全長4379mの釈迦岳トンネルや

アーチ型の通称めがね橋が見どころとしてあります。

BRTの専用道と一般道が交差する箇所は専用道側にバーが設けられ

一般の車が専用道に入れないようになっています。

日田彦山線BRT車窓

宝珠山発車後は一般道で終点の日田駅へ

宝珠山駅発車後は終点の日田駅まで一般道を進んでいきます。

しばらく走行して久大本線の橋梁と交差します。

日田彦山線BRT車窓

以前は夜明駅から久大本線と日田彦山線が分岐していましたが

現在夜明駅の日田彦山線の線路は撤去されています。

いっちー
いっちー

夜明駅で5人ほどの降車がありましたが

依然として車内は立ち客がいる状態でした。

約1時間30分の乗車で、BRTは日田駅に到着します。

日田駅に停車するBRT車両

さいごに

最新の電気バスでBRT区間を快適に移動できました。

ただし開業直後で割と混雑していたので

ゆったり楽しみたい方は、もう少し後の時期の方がいいかもしれません。

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