日本一乗りたいローカル線とも称される、JR五能線をご存知でしょうか?
五能線は海沿いを何十キロにもわたって走り、
車窓からは日本海の絶景を望めることで有名です。
前々から気になっていたのですが、関東在住の私にとって青森県は距離的に離れているということもあり、
なかなか訪れることができませんでした。
しかし五能線で長らく活躍していたキハ40系が2021年に引退することが決定てしまったため、
「いつ乗るのか?今でしょ?」と自分に言い聞かせ青森まで遠征してきました!
この記事ではその乗り鉄記録を紹介します。
五能線に関して
五能線は青森県の川部駅と秋田県の東能代駅を結ぶ全長147.2kmの路線です。
沿線の多くを日本海に面した海岸線を通るため、車窓から日本海の絶景を楽しむことができます。
その車窓からの風景を生かして、観光列車であるリゾートしらかみが走っています。
リゾートしらかみは追加で指定席券530円(閑散期は330円)を支払うことで乗車することができる快速列車で、
よく18切符で五能線を乗り通す際に使用されています。
今回の旅はリゾートしらかみは使用せず、普通列車で五能線全線を乗り通したいと思います。
弘前駅から出発
時刻は早朝6時半、私は青森県弘前駅に降り立ちました。
弘前駅を6:46分に出発する、快速東能代行きに乗車するために早起きです。
ホームに降りるとキハ40系が凛々しい姿で佇んでいました。
18切符シーズンということもあり、弘前駅発車時点で海側のボックスシートは埋まっていました。
東能代まで乗り通しそうな人たちが結構いる… (勘ですが見た目などからなんとなくわかるんです)
ゆっくりとした加速でキハ40系は弘前駅を後にします。
弘前駅発車後は、左手に岩木山を眺めつつ、川部駅で進行方向を変えてりんご畑の間を駆け抜けていきます。
車窓に広がるりんご畑や岩木山は弘前を出発した後の車窓の注目ポイントです。
五所川原駅で写真撮影タイム
五所川原駅には7:32分に到着しました。
ここでは列車行き違いのため25分ほど停車時間があります。
乗客たちは車両を降りて各々写真撮影や改札外へ出ていたりしていました。
朝日に照れらされるキハ40系。威厳があります。
引退してしまうのはとても惜しい。。。
JR五所川原駅のすぐ隣には、津軽鉄道の津軽鉄道の津軽五所川原駅の駅舎がありました。時代が2つ前で止まっています。。。
初めて津軽五所川原駅を見た時は感動しました。こんなレトロな駅舎が現役だなんて…
日本海側を疾走
列車は五所川原駅を発車後はしばらく内陸を走り、鯵ヶ沢駅を過ぎると海のとても近くを走行します。
どれくらい近くかというと、列車を降りて数歩歩いたら浜辺に行けるくらい近いです。もはやほとんど浜辺の一部なんじゃないかってくらい近くです。(笑)
この写真は深浦駅で撮った写真なのですが、車両の奥に海を見ることができます。
ちなみに駅舎は海側にあるので、駅舎と道路・数件の民家を過ぎると海です。
海が見える区間は、千畳敷〜深浦駅の途中までを動画に撮りました!こちらで車窓から見える景色を体感することができます。
この写真は上の動画から抜粋したものです。千畳敷駅付近では車窓からゴツゴツした岩が見えます。
こちらも動画から抜粋です。車窓から見える景色は一面の海!
これだけ海が広がっていると叫びたくなってしまいますね!(笑)
ヤッホー!(ここは海)
車内の様子
こちらは車内の様子です。国鉄の香りがする車内です。
車端部はロングシート、それ以外はボックスシートになっています。
窓を開けて列車旅を楽しもう
五能線で普通列車に乗車する醍醐味として、走行中に窓を開けて車窓を楽しめる点があります。
窓を開けると走行中の風や、外の匂い、キハ40系の重いモーター音など、旅情を駆り立ててくれる様な刺激が窓の外から入ってきます。
特に外の風を感じながら眺める車窓は最高です。
夏場などは窓を開けると海からの涼しい風が入ってきて気持ちいいです!
終点の東能代駅に到着!
列車は終点の東能代駅につきました!
10時41分に到着したので約4時間の旅でしたが、車窓が綺麗すぎて時間を忘れて車窓を眺めていました。
東能代駅には「五能線 起点駅」という看板があります。ここが五能線の起点という印です。
最後に
日本海が望める五能線乗車の旅は、一生の思い出に残るような絶景の車窓が広がっていました。
もうすぐキハ40系が引退してしまうので、ぜひ乗り納めに五能線の旅をしてみてはいかがでしょうか?
キハ40系の引退まで可能な限り五能線に乗りに行くぞ!!!
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