
宗谷本線ってどんなところ?

北海道の雄大な景色が車窓に広がる
絶景路線だよ!
日本の絶景路線といったら皆さんは何線を思い浮かべるでしょうか?
- 鹿児島湾や開門岳が見える指宿枕崎線
- 日本海の荒波を望む五能線
- オホーツク海や釧路湿原が広がる釧路本線
第一位を決めるのは難しいですが、この記事でお伝えする「宗谷本線」は
これらの絶景路線に匹敵するほど景色が素晴らしい路線です。

この記事では、宗谷本線の魅力や乗車記についてお伝えします。
- 宗谷本線の基本情報
- 料金やオススメ座席・見所など
- 宗谷本線の乗車記
- 稚内のおすすめ民宿

宗谷本線に乗車した際の映像は以下の動画をご覧ください!
宗谷本線の基本情報
宗谷本線はJR北海道の旭川から稚内を結ぶ路線です。

本線だけど支線はあるの?

かつては天北線や深名線などの支線があったんだけど
現在は全て廃線になったんだ。
宗谷本線は普通列車の他に特急サロベツが運行されています。

宗谷本線の料金
宗谷本線を旭川〜稚内まで全て乗り通すと5,940円です(2022年現在)
総距離は259.4キロで、乗り通すと料金も高めです。

青春18きっぷなどのフリーきっぷを活用すると
オトクに移動できます。
宗谷本線のオススメ座席
宗谷本線のオススメ座席は、稚内方面進行方向左側です。
左側には後述する利尻山や抜海駅付近の大海原がよく見えます。
宗谷本線の見所
宗谷本線の見所はなんといっても北海道の大自然。
車窓を眺めているだけでも癒されますが、特に人気が高いのが以下の2箇所です。
- 稚内に近づくと見える利尻山
- 抜海駅付近の海
利尻山は利尻富士とも呼ばれ、富士山に似たシルエットの美しい山です。
稚内駅に近づくにつれ、進行方向左側に現れます。

抜海駅付近では、その利尻山と大海原を望みます。


私が乗車した車両は抜海駅付近で徐行運転がありました!
宗谷本線の乗車記
ここからは宗谷本線の乗車記をお伝えします。

旭川発の始発電車で6時間かけて稚内へ
旭川を朝6:03分に発車する普通列車で、終点の稚内を目指します。


旭川発車後は雄大な北海道の景色を眺めながら北へ。

塩狩峠を超えて名寄へ。塩狩峠はかつて鉄道職員の殉職があり、小説の舞台にもなりました。

2両で運行されていた列車は名寄からキハ54のみになりました。

名寄を発車し音威子府へ。木の板張りの短いホームが可愛い
名寄を7:53分に発車し、音威子府方面へ。

天塩川を左手に列車は進みます。

木の板張りの短いホームが所々に点在し、秘境の雰囲気が漂います。

幌延を超えて稚内へ。宗谷本線の1番の見所はここから!
幌延には10:33に到着。56分の発車まで時間があるので、改札外に出てみるのも面白いです。


停車時間がある際は北の大地入場券を買うのもおすすめです。
幌延発車後は利尻山を左手に望みます。
利尻富士と呼ばれるだけあってシルエットが大変美しい。

広々とした車窓が広がるのも北海道の鉄道ならでは。

宗谷本線1番の絶景は抜海駅付近の大海原。
海に浮かぶ利尻山のシルエットは絶景です。

約6時間かけて、終点の稚内へ到着。
稚内は日本最北端の駅です。

稚内到着後は北防波堤ドームの鉄道遺構をめぐる
稚内到着後は、以前さらに線路が伸びていた北防波堤ドームへ。
かつてここには樺太の大泊(現ロシアのコルサコフ)へ向かう乗客が利用していた
「稚内桟橋駅」がありました。

現在その姿はありませんが、
かつての稚内桟橋駅を紹介するパネルや記念碑などを見学できます。


稚内のおすすめ民宿「以木以」
稚内のおすすめの民宿は以木以(いこい)。

部屋は個室タイプで、風呂トイレが共用です。

管理人さんがとても親切であり、金額も1人5,000円以下で泊まれる良心的な宿です。
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