線路と道路の両方を走れる夢の乗り物、DMV。

そんな乗り物が本当にあるの?

徳島県と高知県を走る阿佐海岸鉄道で毎日運行されているよ!

その珍しさから多くの人を引きつけ、地域輸送のみならず観光資源として活躍しています。
この記事では、そんなDMVについて紹介します。
- DMVとは?
- 車両・予約方法について
- DMV乗車記
DMVとは?
DMVとは「Dual Mode Vehicle」の略で、阿佐海岸鉄道にて運行されています。
モードチェンジをすることで線路と道路の両方を走ることができる、世界でも非常に珍しい乗り物です。

DMVの車両について
車両はマイクロバスを元に改装されており、パッと見はバスです。
車内もマイクロバスのような内装。というかマイクロバスですね。

モードチェンジを行うことで「鉄道モード」と「バスモード」を切り替えます。
バスモードは通常のバスのような見た目です。

鉄道モードでは格納していた鉄車輪を取り出し、後ろのゴムタイヤを動かすことで線路を走行します。

「鉄道モード」と「バスモード」を切り替える際には、「モードインターチェンジ」で行います。
道路と線路の中間のような場所です。

運行ルートとアクセス
DMVは阿波海南文化村と道の駅宍喰温泉間を走行しています。
土日祝は、室戸方面に追加で1日1往復便が追加されます。
阿佐海岸鉄道へは、以下の手段でアクセスが可能です。
- マイカー
- JR牟岐線(阿波海南駅にて接続)
- バス(道の駅海洋町にて高知東部交通)
乗車予約について
DMVの乗車には予約が必要です。
しかし予約がなくても空席があれば乗車できます。

心配な方は予約をしておいた方が無難でしょう。
予約はこちらのサイトから可能です。
DMV乗車記
ここからは、実際にDMVに乗車した様子を紹介します。

車窓や乗り心地などは以下の動画も参考にしてください!
徳島から牟岐線を利用し、阿波海南駅までやってきました。

阿波海南駅の目の前にはDMVの停留所とモードインターチェンジがあります。


JR牟岐線と阿佐海岸鉄道の路線は繋がっていませんが、以前は海部駅までJRの路線でした。

阿波海南文化村方面からDMVがやってきました。
完全に道路を走っており、本当に線路を走れるのかと不思議に思います。

DMVに乗り込みます。見た目も車内も完全にバス。降車ボタンもあります。

モードチェンジを経てDMVは走り出します。
車輪分の高さが増え、若干後ろに傾きながら線路をゆっくりと進みます。

乗り心地は、バスの車体で線路を走るので若干揺れが大きいなという印象でした。
海部駅には、阿佐海岸鉄道を走っていた旧車両が停車しています。

鉄道モードの終点、甲浦駅。
ここで再びモードチェンジを行い、バスモードに切り替えます。

バスモードでは通常の道を進んでいきます。

阿波海南駅から約30分走行し、終点の道の駅宍喰温泉に到着。
宍喰温泉駅の目の前は海で、景色が素晴らしい。

道の駅の2Fにはフリースペースがあり、コンセントもついています。
復路のDMVを待つ際にはここで時間を潰せそうです。


世界でも珍しいDMV、
皆さんもぜひ乗りに行ってみてください!
コメント