車内にストーブがある列車!?津軽鉄道のストーブ列車に乗ってきました!

鉄道

12月に入り、本格的に寒くなってきましたね。

私が住んでいる東京でも、最低気温が10度を下回る日が増え、朝晩は特に寒くなってきました。

通勤通学時など、寒いですよね。できることならずっとストーブの前でぬくぬくしてたい。。。

電車の中だけですが、そんな夢を叶えてくれる列車があります。青森県を走る津軽鉄道の「ストーブ列車」です。

今回はそのストーブ列車に乗ってきた乗車記になります。

いっちー
いっちー

乗車した様子は、以下の動画にもまとめました!

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ストーブ列車とは?

ストーブ列車とは、青森県の津軽鉄道を走る観光列車です。

その名の通り、列車内に石炭を使用しただるまストーブが設置してあり、

暖を取りながら津軽地方の冬の雪景色を楽しむことができます。

車内ではするめや地元のお酒など、津軽地方の名物を味わうことができます。

料金は乗車券の他に、ストーブ列車券500円が必要です。

津軽五所川原から片道でストーブ列車を利用した場合は以下の料金になります。

駅名乗車券ストーブ券合計
金木560円500円1,060円
津軽中里870円500円1,370円

また、ストーブ列車の津軽五所川原発の列車は以下になります。

津軽五所川原発
時刻9:35, 11:50, 14:48

なお、津軽鉄道のホームページには以下の注意書きもありました。

日中の3往復のみストーブ列車で運行。

【12月のみ運転日注意】

「12月中は12月1日と平日は2往復、土・日は3往復の運行となります。お気を付けください。」

補足①12月1日は土・日の場合でも2往復となります。

補足②12月30日から3月までは毎日3往復いたします。

https://tsutetsu.com/stove.html

ストーブ列車は平日も運行されていますが、運行本数には注意が必要な様です。

津軽鉄道までのアクセス

津軽鉄道は青森県の津軽五所川原駅から津軽中里駅までを走る鉄道です。

東京から主なアクセス方法としては、

  1. 新幹線で新青森まで行き、そこから在来線で五所川原駅まで向かう方法
  2. 新幹線で奥津軽いまべつ駅まで行き、そこから予約制乗合タクシーを利用する方法

今回私は①の方法を利用して、新青森駅からリゾートしらかみを利用して五所川原駅まで移動しました。

リゾートしらかみは全席指定の快速列車で、指定席券は530円で購入することができます。

②の方法は実際には使用していませんが、令和2年11月1日より予約制乗合タクシーが走り出した様です。

利用日前日の事前予約が必要ですが、ストーブ列車への新幹線からの最短ルートの様なので

遠方から新幹線でお越しの方にはこちらの方法も有効ですね。

ページが見つかりませんでした

ストーブ列車は予約できる?

ストーブ列車は事前予約できません。当日券のみ購入できます。

私は実際に前日に駅の窓口に行って確認しましたが、当日でないと切符は購入できませんでした。。。

団体の方(15名以上)なら事前予約ができる様ですが、個人では事前予約は不可能でした。

ただ、私が乗車した2020年冬は

  • 新型コロナウイルスの影響で国内・外国人観光客が少なかった
  • まだ12月の初旬で雪があまり積もっていなかった

などの理由により、津軽五所川原発車時に席が半分以上空いていました。

なので私の場合は満席で乗れないのではないかという心配は杞憂に終わりました。

またこれは津軽鉄道の駅員さんが言っていたのですが、

  • 朝 9:35津軽五所川原発の列車はJRの接続が悪いため他の列車と比較して空いている
  • 土曜日よりも日曜日の方が空いている
  • 団体の予約が入っている場合は混雑が予想される
  • 団体は11時, 14時の列車に乗ることが多い

と言った情報を耳にしましたので、参考にしてみてください!

津軽五所川原駅からストーブ列車に乗車

さて、前置きはここまでにしてここから乗車記に移ります!

私は新幹線で東京〜新青森を移動して、弘前まで在来線で移動した後1泊して、

日曜日の9:35分津軽五所川原発の列車に乗車しました。

津軽五所川原に着くとまず注目ポイントはレトロすぎる津軽五所川原駅の駅舎です。

令和の時代になり都心の駅はリニューアルや建て替えが盛んな中、昭和の雰囲気ムンムンのの駅舎が残っています。

「心に響く風景との出会い」という文字が入り口の上に掲げられています。

すでにこのレトロな駅舎を見て心がウキウキしています。東京ではこの様な駅舎はほとんど見ることがありませんから。

中に入ってみるとこちらもとてもレトロです。昭和で時が止まっています。

切符は硬券です。もちろん自動券売機や自動改札はありません。

SuicaのSの字もありません。

私は乗車券と通常より200円高い寄付金付きのストーブ券を購入しました!

わずかですがこの200円の寄付金で津軽鉄道の方々の助けになればと思います。

津軽五所川原駅発車

乗車した車両は機関車牽引ではなく「走れメロス号」が牽引でした。

車内に入ると本当にストーブがあります!継ぎ足し用の石炭が脇に配置してあります。

だるまストーブがまるっこくて可愛いです。

待ちに待った津軽五所川原駅から発車です!

列車は津軽平野を進んでいきます。前日の夜から雪が降り、車窓から見えるのは一面の雪景色です。

列車内ではクッキー・スルメ・お酒・津軽鉄道のグッズが販売しているとのアナウンスが入ります。

他のお客さんがスルメを購入し、とてもいい匂いがする。。。

美味しそうな匂いには勝てず私もスルメを購入しました!(笑)

スルメはアテンダントさんが購入後すぐにストーブの上で焼いてくれてアツアツのスルメを食べることができます。

金木駅を発車

列車は途中停車駅の金木駅に到着しました。

なんとここで半分以上の人たちが降車しました…!

なんでもこの近くに太宰治の記念館である「斜陽館」があり、そこを観光の目当てにしている人が多いのだとか。

ストーブの前が空いたので移動です!実は金木駅まではストーブからかなり離れたところに座っていたので、

やっとストーブの前に陣取れました。ちなみに1両あたりストーブは2つ設置されているので、

人が多い場合は早い者勝ちです。

私は五所川原駅で駅舎などを撮影していたらすでに列車待ちの列ができており、

競争に最初から負けていたのでした。。。(笑)

津軽鉄道の職員の方が石炭をストーブに補充しています。

なんともノスタルジックな光景です。

列車は白銀の津軽平野をコトコトと進んでいきます。

途中アテンダントさんが、

「私は東京にも住んでいましたが、津軽は東京と比べると電車の本数も少なく不便ですが、そのぶんのんびりしていて四季もはっきりしており、私は津軽が大好きです」

と話していました。確かに利便性はどうしても東京に劣るかもしれませんが、

とても素敵な列車が走っている津軽地方にだんだんと惹かれている私がいました。

津軽中里駅に到着

約1時間弱の乗車で津軽中里駅に到着しました。

美しい白銀の車窓と、美味しいスルメを食べながらストーブに温まる、今までに経験したことがない乗車を味わうことができました!

ちなみに私は帰りもストーブ列車に乗車しましたが、行きで乗ってきた方の多くが帰りは

ストーブ券を購入せずに走れメロス号(ストーブ列車に併結されている一般車)に乗車したため、

さらに乗車率は下り、津軽中里駅発車時点でストーブの周りに空席があったほどです。

確実にストーブの前の席を陣取るには津軽中里から乗車するのも一つの手ですね。

津軽五所川原駅に到着すると、11:50分発の牽引の機関車をみることができました。

乗車できませんでしたが、拝めてよかったです。

今回紹介したストーブ列車ですが、日曜日ということもありながら、

新型コロナウイルス感染症の影響で私が乗った便は乗車率が50%を切っていました。

ストーブ列車のアテンダントさんも、なかなか経営的に厳しい状況が続いていると話されていました。

津軽鉄道がこの難局を乗り越えれます様に。

そして読者の皆様、津軽鉄道またストーブ列車はすごく素敵なところなのでぜひ、

コロナが少し落ち着いた時に遊びに行って見て欲しいです。

今回のブログはここまでです!ご覧いただきありがとうございました!

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