北海道内最長の片道切符を使用し最北端の稚内駅から最南端の木古内駅まで旅した乗車記

北海道内最長の片道切符を使用し最北端の稚内駅から最南端の木古内駅まで旅した乗車記 鉄道

北海道の最北端稚内駅から、最南端の木古内駅まで、

最長のルートを採用して片道切符で駆け抜ける。

この記事では北海道内最長の片道切符を使用して、北海道を縦断した様子をお伝えします。

北海道内で完結する最長の片道切符

ルートの総距離は1,600キロ以上、切符の有効期間は9日です。

北海道内最長片道切符ルート
  1. 宗谷線(稚内 → 新旭川)
  2. 石北線(新旭川 → 網走)
  3. 釧網線(網走 → 東釧路)
  4. 根室線(東釧路 → 富良野)
  5. 富良野線(富良野 → 旭川)
  6. 函館線(旭川 → 岩見沢)
  7. 室蘭線(岩見沢 → 沼ノ端)
  8. 千歳線(沼ノ端 → 白石)
  9. 函館線(白石 → 新函館北斗 砂原支線経由)
  10. 北海道新幹線(新函館北斗 → 木古内)
いっちー
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切符の発券方法や乗車した列車、

ルート上のオススメ宿などは以下の記事をご覧ください!

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稚内から網走:日本最北端の駅から旅がスタート

日本最北端の駅稚内から旅をスタート。

いっちー
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旅をした様子は以下の動画にもまとめたので
よろしければご覧ください。

まず乗車するのは特急サロベツ2号

稚内駅に停車する特急サロベツ
列車情報

特急サロベツ2号 稚内6:36発 → 旭川10:19着

あいにくの天候でしたが、抜海駅付近の絶景や北海道の開けた車窓を眺めて旭川へ。

旭川からは2022年度で定期運用の終了が予定されている

183系特急大雪1号に乗車して網走へ。

列車情報

特急大雪1号 旭川12:41発 → 網走16:35着

前方は復刻塗装車両、後方は通常の塗装です。

183系特急大雪
旭川駅に停車する183系特急大雪

遠軽駅名物のスイッチバックを経験し、列車は約4時間で網走駅に到着。

網走から帯広:オホーツクの絶景を堪能し南下

網走からは快速しれとこ摩周号に乗車して、釧網線を釧路へ。

列車情報

快速しれとこ摩周号 網走10:24発 → 釧路13:34着

網走駅に停車する快速しれとこ摩周号

網走を出発後左側にはオホーツク海の絶景が広がります。

釧網線のオホーツク海を望む絶景

標茶(しべちゃ)を過ぎると路線は釧路湿原内を走り、車窓に湿原が広がります。

釧路湿原の中を走る釧網線

釧路からは新しいH100形気動車に乗車して帯広へ。

列車情報

普通 釧路14:20発 → 帯広16:41着

釧路駅に停車中のH100

根室線は釧路を出発した後しばらくして海沿いを走ります。

根室線の海沿いを走る車窓

約2時間半で帯広に到着。

いっちー
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帯広では数年前キハ40が活躍していましたが

今回目撃したのはH100ばかりで時の流れを感じました。

帯広から札幌:代行バスで不通区間を通過

帯広からまず新得へ。

列車情報

普通 帯広6:51発→新得7:42着

H100形の車内

新得〜東鹿越間は2016年の台風災害で不通となっており、代行バスが運行されています。

バス情報

代行バス 新得7:59発 → 東鹿越9:07着

根室線の不通区間を走る代行バス

東鹿越からはキハ40で富良野へ。

列車情報

普通 東鹿越9:15発 → 富良野9:54着

東鹿越駅に停車するキハ40

車窓に雄大な山々を望みます。

根室線の東鹿越〜富良野間で見える山々

富良野で乗り換えて旭川へ。

列車情報

普通 富良野10:01発 → 旭川11:10着

旭川から札幌までは距離を稼ぐため何度も乗り換えて向かいます。

列車情報
  1. 普通 旭川13:47発 → 滝川14:28着
  2. 普通 滝川14:45発 → 岩見沢15:24着
  3. 普通 岩見沢16:47発 → 沼ノ端17:56着
  4. 普通 沼ノ端18:49発 → 南千歳19:02着
  5. 快速エアポート 南千歳19:10発 → 札幌19:44着
いっちー
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ちなみに旭川から特急に乗れば乗り換えなして札幌まで行けます。

何度も乗り換えが必要ですが、それもこの旅の魅力です。

札幌から新函館北斗:廃止予定の函館本線「山線」に乗車

札幌からまず小樽へ。快速エアポートのUシート(840円)に乗車。

列車情報

快速エアポート 札幌9:47発 → 小樽10:22着

快速エアポートの4号車にあるUシート車両

海沿いスレスレを走り車窓が美しい区間です。

函館本線の札幌〜函館間は海のすぐ近くを走る

小樽からは廃止が決定している函館本線の山線で倶知安(くっちゃん)へ。

列車情報

普通 小樽10:53発 → 倶知安12:12着

小樽駅に停車するH100形
いっちー
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2両編成のほぼ全ての座席が埋まり、本当に廃線になるのか疑いました。

倶知安からはさらに1両編成となり、ホームに長蛇の列が。

倶知安役に停車するH100形
列車情報

普通 倶知安12:35発 → 長万部14:11着

座席は全て埋まり、終点まで終始多くの立ち客がいました。

いっちー
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廃止が決まり鉄道ファンが訪れているのに加えて

学生や旅行者、年配の地元の方などの利用者も多かった印象でした。

長万部(おしゃまんべ)からは特急北斗で森駅までワープ。

列車情報

特急北斗12号 長万部14:37発 → 森15:20着

車窓が綺麗な区間ですが、残念ながらこの日は雨。

ところが森駅についたところで雨が止み、虹が出現。

キハと虹の思いがけないショットが撮れました。

雨あがりの森駅にてキハ40にかかる虹
いっちー
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森駅を出たすぐのところで名物「いかめし」が売っているので

改札を出てみるのもオススメです!

森駅からは砂原支線経由で新函館北斗へ。

列車情報

普通 森16:03発 → 新函館北斗17:17着

砂原支線は駒ヶ岳の勾配を避けるように海側を迂回します。

砂原支線から見える駒ヶ岳

新函館北斗から木古内:北海道新幹線で北海道最南端の木古内駅へ

最後の行程は、北海道新幹線を1駅分乗車して木古内駅へ。

列車情報

はやぶさ18号 新函館北斗9:35発 → 木古内9:47着

新函館北斗駅に停車するH5系

10分少々の乗車時間で列車はゴールの木古内駅へ到着。

木古内駅

これにて5日にわたる北海道内最長片道切符の旅が終了です。

使用済みの北海道内最長片道切符

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