
会社から基本情報の資格を取りなさいと言われているけど、何から勉強したらいいんだろう?

文系出身だから情報系の勉強はしたことないけど、基本情報合格のためには何をしたらいいの?
学校や会社から基本情報の資格取得を義務付けられ、上記のような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
この記事では、基本情報技術者試験に合格するための対策と勉強方法を紹介します。
私自身は文系出身でエンジニアとなり、情報学のバックグラウンドはありませんでしたが、基本情報技術者試験に1発合格できました。
文系で情報系の知識が今ない方でも、ポイントを押さえておけば決して難しい試験ではありません。
基本情報技術者試験を受ける際に何から手をつけていいかわからない方は、以下を押さえておきましょう。
- 参考書で基礎知識をインプット – オススメはキミタ式
- 過去問でひたすら演習 – 過去問演習が合格の鍵!
本文で詳しく解説していきます。
基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験です。
情報処理に関する基礎知識が問われ、ITエンジニアの登竜門のような立ち位置の試験です。
年2回全国の会場で実施され、受験料は¥5,700円(税込)です。
合格率は、令和2年以前が約25%、令和2年以降は約45%です。
年度 | 合格率 |
平成30年度 春期 | 28.9% |
平成30年度 秋期 | 22.9% |
平成31年度 春期 | 22.2% |
令和元年度 秋期 | 28.5% |
令和2年度 10月 | 48.1% |
令和3年度 春期 | 41.6% |
令和3年度春期の合格者の平均年齢は25.2歳です。
問題形式は午前と午後とで異なり、
- 午前は4択の選択式
- 時間:150分
- 全80問に回答
- 午後は長文形式
- 時間:150分
- 11問のうちから5問に回答
となります。
参考書で基礎知識をインプット – おすすめはキタミ式
まずは参考書を使って試験に必要な基礎知識をインプットします。
参考書のおすすめは「キタミ式イラストIT塾」です。
キタミ式イラストIT塾がお勧めの理由は、イラストが多くて初学者でも内容が理解しやすいからです。
ページの半分以上がイラストで解説されいることもあり視覚的に理解しやすく、
情報系の知識が少ない初学者の人が読んでも知識を定着させやすいです。
過去問でひたすら演習 – 過去問演習が合格の鍵!
次にすることは過去問を解くことです。過去問をどれだけ演習できるかが、基本情報合格の鍵になります。
その理由は、
- 基本情報の問題は過去問から流用されることが多くある
- 過去問演習をすることで出題形式に慣れることができる
からです。参考書を読んで基礎知識が固まったら、過去問演習に移りましょう。
過去問演習には、「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」がオススメです。
パーフェクトラーニング過去問題集は、問に対する解説が丁寧で、なぜこの選択肢になるの?の部分が理解しやすいです。
問題を解いて間違えた際には解説を読んで理解することで、得点率を上げていきます。
また、通勤時などの隙間時間にアプリで過去問を解くこともおすすめです。
「基本情報技術者試験 午前問題集」は無料で午前の過去問を解くことができます。
午後問題のデータ構造とアルゴリズム、プログラミング言語問題が鬼門
午後試験は、午前の試験と同じく選択式ですが4択以上の問題も出題されます。
特に問6・7のデータ構造とアルゴリズム、プログラミング言語問題が初学者の方にとって鬼門になります。

アルゴリズムとデータ構造、プログラミング問題は過去問を解くだけだと概念的に理解しずらく、どうしても腑に落ちない場合があります。
そんな場合にはプログラムの写経が有効です。
写経をしてアルゴリズムとデータ構造のプログラムを実際に打ち込んで実行することで、問題を解くだけでは理解しづらいアルゴリズムとデータ構造の理解につながります。

スポーツも参考書を読むだけでは上手くなりませんよね!
実際にプログラムを打ち込んで動かすためにはプログラム全体を把握する必要があり、結果的にプログラムやアルゴリズムの理解につながります。
古い本ですが、「Javaで学ぶアルゴリズムとデータ構造」では、1つのアルコリズムに対して1つのサンプルプログラムがついており、写経にもってこいです。
私が合格するまでにした勉強方法と費やした時間
文系出身エンジニアの私は、以下の勉強をして合格できました。
- キミタ式の参考書を2周
- 1周目は全体的に読む、2週目は難しいと感じた分野のみ
- 過去問題集で5年分過去問を解く
- 間違えた問題はチェックをつけ、数日後に解き直す
- 通勤時間にアプリで午前問題をひたすら解く
- アルゴリズムとデータ構造に関する写経をする(1日1プログラム)
平日は毎日1時間・土日は4時間を勉強時間に当て、試験の1ヶ月前から上記を実施し1発で合格することができました。
この中で一番比重を置いたのは過去問演習です。
過去問を解き進めていると、「この問題前見たことがある!」という問題が結構あり、
過去問を解くにつれて正答率も上がっていきました。
また、平日は勉強時間を確保しずらかったので、通勤時間を利用して午前の過去問をアプリで解いていました。

通勤時間のコツコツした積み重ねが合格につながったと、今となっては思います!
最後に
この記事では、基本情報技術者試験に合格するための対策と勉強方法を紹介しました。
最後にまとめると、基本情報技術者試験には以下の対策が効果的です。
- 参考書で基礎知識をインプット
- 過去問でひたすら演習 – 過去問演習が合格の鍵
この記事を読んだ皆さんが基本情報技術者試験に合格しますように( ´ ▽ ` )ノ
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