こんにちは。いっちー(@tetestkake_blog)です!
石川さゆりの「天城越え」で有名な天城山。100名山の一つとして数えられ、標高も1500m弱とお手頃です。
そんな天城山ですが、日帰りできるルートが存在します。しかも縦走路。
この記事では、首都圏から日帰りが可能な100名山の天城山を縦走するルートの登山記を紹介します。
標高は高くないですが本格的な縦走ルートが楽しめます!
↓↓この記事に関する動画はこちら↓↓
天城山に関して
天城山は静岡県の伊豆半島の東西に広がる山々です。
実際に天城山という名前の山はなく、1406mの万三郎岳、1299mの万二郎岳、1197mの遠笠山などの山々からなる連山を天城山と呼びます。
日本100名山の1つとして数えられ、伊豆半島というロケーションから関東からアクセスがよいのが特徴です。
天城山は川端康成の小説「伊豆の踊子」や、石川さゆりの「天城越え」にも登場し、文学的にも知られています。
登山に行く前に – 地図を買っておこう
登山に行く前に、昭文社が出している山と高原地図の購入をお勧めします。
登山ルートやコースタイムはネットで調べれる時代ですが、
- 行動中何かあった時に別ルートを探すことができる
- ネットの情報と比べて登山ルートが豊富なため、自分の体力や時間の制限に合わせたルートを立てることができる
- スマホの電池残量を気にしなくても良い
- 山ではスマホの電波が入るとは限らない
などの観点から、紙の地図を参考に持参すると何かあった時に役立ちます。
縦走ルート登山記録
天城高原登山口から水生地下まで、天城縦走路と水生地歩道を経由したルートの様子を紹介します。
※この記事のコースタイムは実際に自分たちがかかったコースタイムを記しています
伊東駅からバスで登山口まで移動
伊東駅から7:55分に天城山登山口へのバスが出ており、そちらに乗車します。
朝早く起きるのがニガテだったり、バスに間に合うか心配な方は伊東での前夜泊をお勧めします。
伊東のおすすめ宿はK’s Houseです。伊東駅まで徒歩7分の立地で、
国の登録有形文化財を使用したホステルで源泉掛流しの温泉付です。
伊東駅から登山口までの所要時間は約1時間、1020円の運賃が必要です。
7時55分の便を逃すと次は10時台の便になるので注意が必要です。
「天城縦走登山口」で下車します。ここが登山口への最寄りのバス停です。
マイカーで登山口まで来る場合も、ハイカー用の駐車場が88台用意されているので安心です。
天城縦走登山口〜万二郎岳
コースタイム:1時間
標高1040mの天城縦走登山口から登り始めます。
登山口には大きなルート案内表示があり、整備されている印象です。
四辻ではシャクナゲコースの方には進まず、分岐を左に進み万二郎岳を目指します。
万二郎岳までは緩やかな登りを進んでいきます。
登山口からは約1時間で万二郎岳に到着しました!
万次郎岳の標高は1299mなので、登山口から約250m登ってきたことになります。
頂上では三筋山や、その向こうには太平洋を見ることができます。
景色が開けててとても綺麗…!
万二郎岳〜万三郎岳
コースタイム:1時間10分
万二郎岳からは伊豆最高峰である万三郎岳を目指します。
万二郎岳と万三郎岳の標高差は約100mです。
登山道は木に覆われているところが多いですが、わずかに眺望が開けているところもあり、
伊豆の海を見ることができます。
登山道は整備されており、至る所に植物案内の表示があり登山中の楽しみを増やしてくれます。
どなたかが整備されてからこそ、こうやって楽しめているんですよね…!
ありがとうございます!!
登山道中にはアセビがたくさん咲いています。
万二郎岳〜万三郎岳へのルートではアセビのトンネルが楽しめます。
石楠立を経由して、約1時間10分で万三郎岳に到着しました!
スタート地点からは約2時間が経過しています。
万三郎岳の直前で急な登りがあり、かなり大変でした。。。
万三郎岳〜八丁池
コースタイム:2時間20分
伊豆最高峰の万三郎岳を出発し、次は八丁池を目指します。
途中なだらかなアップダウンがありますが、基本は稜線沿いの起伏が少ないコースです。
起伏が少ないコースですが、八丁池までは約6キロあり、かなり移動距離があります。
実際歩いてみると万三郎岳〜八丁池までがすごく遠く感じられました。。。
天城縦走登山口にマイカーで来られている方は、
登ってきた道を万三郎岳で折り返すか、
シャクナゲコースを通って下山されている方が多かったです。
万三郎岳〜八丁池はあまり人とすれ違いませんでした。
八丁池までの詳細なコースタイムは以下になります。
途中歩いているとブナ原生林と出会いました。
葉は散っていましたが、巨大なブナの木のスケールに圧倒されました!
万三郎岳〜八丁池間は複数回峠を越えるためその際のアップダウンがありますが、
稜線上を進むため基本的には起伏の少ない登山道です。
春ということもあり、山桜が所々で咲いています。
台風の影響でしょうか?海からの風通しがいい箇所では気が同じ方向に曲がっていました。
登山道を遮るように倒れている箇所もあったので、通過には注意が必要です。
万三郎岳から2時間20分かけて八丁池に辿り着きしました!
八丁池はその神秘的な湖面姿から「天城の瞳」と呼ばれており、突如山の中に登場したオアシスの様でした!
八丁池から少し進むと見晴らし台があり、そこからは伊豆諸島や富士山(うっすら)をみることができました!
登山は頂上に着いたときにこの景色が見られるのが最高ですよね!!!
見晴らし台ではガスバーナーを使ってカップラーメンとコーヒーを友人が作ってくれました!
日帰りでもバーナーを持っていくと、頂上で料理が作れるので登山のQOLが上がっておすすめです!!
八丁池〜水生地下バス停
コースタイム:1時間30分
八丁池でのラーメンとコーヒーでパワーを回復した私たちパーティーは、
パワーチャージをして元気に八丁池を出発しました!
八丁池からはまずは天城峠方面に進み、その後水生地歩道を通って、
水生地歩道入り口、その後水生地下バス停を目指します。
下山道を進むにつれて木の新緑が美しくなり、高度が下がってきたことを実感します。
水生地歩道入り口を過ぎると舗装道路となり、40分ほどで水生地下バス停に到着しました!
ここからはバスが修善寺駅と河津駅(乗り場は道の反対側)へ出ています。
修繕時駅への最終便は17:50です。私たちパーティーは余裕を持って最終1本前の17:05分のバスに乗ることができました。
久々に縦走したので、足がクタクタだ…
でも楽しかった!
天城山縦走まとめ
天城山縦走を経験してよかったポイントは、
だと感じました。
反対に大変だったポイントは、
でした。眺望に関しては低山あるあるな気がしますが、
アルプスなどの標高が高い山と比較すると眺望が開けている箇所が少ないと感じました。
また、最終バスの時間が17:50と決まっていたため、行動時間のマネジメントが必要でした。
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