【140円で房総半島1周!?】大回り乗車を活用した鉄道旅

鉄道

できるだけ長い時間電車に乗っていたい。できるだ遠くに行きたい。可能なら安く。

鉄道好きならこのように考えるのは1度や2度ではないはず。

しかし、鉄道は乗った距離に応じて料金が高くなります。

フリー切符を活用すると料金は定額ですが、フリー切符がそもそも高い。。。

何かいい方法はないかと探していると、大回り乗車という方法を見つけました。

大回り乗車を活用すると、なんと140円で房総半島を1周できてしまうのです。

この記事では

  • 大回り乗車の概要
  • 大回り乗車を活用した房総半島1周旅行の記録

に関して紹介します。

いっちー
いっちー

140円で房総半島1周の旅へ出かけよう!

大回り乗車の旅は以下動画にもまとめました。

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大回り乗車とは?

大回り乗車とは、「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」を応用した乗車手段です。

大都市近郊区間とは東京や大阪などの大都市の近郊地域の路線に設定されている区間のことです。

路線図はJR東日本「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」を使用

この区間内では、

  • 乗車するルートが重複しないこと
  • 途中下車をしないこと

を条件に、どのような経路を辿っても料金は最も安くなる経路で計算した運賃で乗車できる という特例が設定されています。

例えば、山手線を使用して東京駅から上野駅に向かった場合、外回りを利用しても内回りを利用しても改札を出るときに支払う料金は変わりません。

こちらの特例を利用し、「房総半島1周」や「北関東1周」などを最短経路ではない方法で乗車することを大回り乗車と呼びます。

いっちー
いっちー

特例を応用した乗車手段なので、不正乗車にはなりません

房総半島1周のルート

今回は東京駅を出発し房総半島を1周して秋葉原に至るルートを乗車しました。

路線図はJR東日本「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」を使用

経路の詳細は以下です。

  1. 東京〜蘇我
  2. 蘇我〜木更津
  3. 木更津〜館山
  4. 館山〜安房鴨川
  5. 安房鴨川〜大網
  6. 大網〜成東
  7. 成東〜千葉
  8. 千葉〜秋葉原

大回り乗車を活用して房総半島を乗り通す

東京〜蘇我

旅の出発地点は東京駅です。ここから京葉線を利用して蘇我まで向かいます。

天気も良く、車窓からは房総半島の景色が十分に楽しめそうです。

切符は東京〜秋葉原間の140円分の切符を購入しました。

いっちー
いっちー

大回り乗車をすると改札外には出れないので、駅の売店などで事前の購入をお勧めします!私も東京駅のNewDaysでおにぎりを買いました。

まずは京葉線で蘇我まで向かいます。

京葉線のホームは他のJR線とかなり離れているので、たどり着くまで10分程度かかりました。

車両にはある程度人数が乗っていましたが、ディズニーランドがある舞浜駅で半数が下車していきました。

いっちー
いっちー

列車内では読書やブログの主筆作業を行っていました。

車窓をみてリフレッシュできるので、自宅やカフェで作業をするよりも作業が捗ります!

約50分の乗車で蘇我駅に到着しました。

蘇我〜木更津

蘇我からは内房線にてまずは木更津を目指します。

車両は209系です。先頭車両と後方車両はセミクロスシートのため、大回り乗車の時はどちらかを狙っていきます。

五井駅では小湊鉄道のハ200形車両や、只見線で走っていたキハ40の車両をみることができました。

本当なら下車して撮影したいのですが、途中下車はできないのでここは我慢…

いっちー
いっちー

ちなみに小湊鉄道の乗車記に関してははこちらをご覧ください。(ちゃっかり宣伝)

列車からは住宅街を進んでいきます。千葉から離れるごとに少しずつ畑の割合が増してきました。

木更津に着くと久留里線のE130系気動車と遭遇しました。

いっちー
いっちー

進行方向反対側では15両編成の車両も走行しており、対してこのE130系は1両編成のため、やはり都心に向かっていく列車は大量の人を捌くために長い両数になるんだなと感心しました。

木更津〜館山

木更津からも209系が相棒です。

木更津を出発すると海沿いを走ります。海の眺望がスバラシイ!!

いっちー
いっちー

この区間では海沿いに別荘のような家が並んでいました。どんな人が住んでいるんだろう…

読書をしていたのですが、木更津からは読書が全く捗りません!!(汗)

浜金谷では列車の行き違いのため8分ほど停車しました。

ちなみに浜金谷で下車しフェリーに乗り込むと神奈川県の久里浜まで移動できます。

この日は強風のため、館山駅への到着は10分遅れました。

館山〜安房鴨川

館山〜安房鴨川も209系にお世話になります。今日3度目です。

館山を発車するとしばらくは内陸部を走り、和田浦付近から再び海の近くを走行します。

安房鴨川駅に到着しました!安房鴨川駅は内房線と外房線のそれぞれの終着駅であり、今回の旅の中間ポイントのような場所です。

いっちー
いっちー

千葉県の先端の方まできました〜!

安房鴨川〜大網

安房鴨川を出発すると路線は山に近い部分を走り、トンネルも多くなります。

引き続き進行方向右側では太平洋を望むことができます。

上総興津駅ではE131系新型車両の試運転に遭遇しました!これから209系も置き換わっていくのでしょうか。

やがて路線は内陸の方を走るようになり、徐々に車窓から海が遠のいていきます。

ちなみにこの辺りから座り続けてお尻が痛くなってきます。

いっちー
いっちー

思えば蘇我から209系に乗車しているのですが、209系の椅子って若干硬いんですよね。。。

たまに姿勢を変えるなど、大回り乗車ではお尻への配慮も必要です。

大網〜成東

大網からは東金線で成東を目指します。

大網駅は外房線と東金線が少し離れているため通路を通る必要がありました。

僅か4駅、約20分の乗車です。

太陽が沈み、だんだんと車窓がオレンジ色に染まっていきます。

夕暮れの成東駅に到着です。

安房鴨川駅と比較すると千葉県の上の方まで戻ってきましたね。

成東〜千葉

成東からは総武本線で千葉まで向かいます。

もうすっかりお尻は209系になじみました。(お尻爆発寸前)

思えば蘇我から6連続209系に乗車しています。

いっちー
いっちー

車窓はすっかり真っ暗でほとんど見えないため、作業が捗ります(明るいうちは景色ばかり見ておりブログの手筆作業が進みませんでした)

約1時間の乗車で千葉に到着しました。

千葉駅はエキナカが充実しており、改札を出ることなく食事にありつけました。改札を出なくても食事にありつける駅は大回り乗車の心強い見方です!

千葉〜秋葉原

最後の区間は千葉〜秋葉原間です。

車両はようやく209系ではなく217系になりました。錦糸町までは総武線快速にのり、

錦糸町から秋葉原までは総武線各駅停車に乗車します。

秋葉原に着きました!約9時間の乗車の旅が完結です!!!

さて、改札をすんなり通れるのでしょうか?

「ピンポーン、係員のいる改札に移動してください!」

!?

!??

あれ!?

自動改札は通れない!!!

ひとまず有人改札に移動します。どうなるのだろうか…

「大回り乗車で東京駅から千葉を回って来たのですが…」 と伝えると、

駅員さん
駅員さん

大回り乗車では自動改札は通れないんですよね、有人改札からお通しします。

といってもらい無事改札を通過できました。

いっちー
いっちー

改札出れないかと思って焦った・・・

最後バタバタしましたが、これで大回り乗車で房総半島1周の旅は完結です。

さいごに

いかがだったでしょうか。大回り乗車を活用すると、わずか140円で房総半島を1周することができます。

お時間に余裕がある方は是非試してみてください!

晴れた日には車窓から東京湾や太平洋が望めるため、リフレッシュにはもってこいの旅になることでしょう。

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