北海道の最北端稚内駅から、最南端の木古内駅まで、
最長のルートを採用して片道切符で駆け抜ける。
この記事では北海道内最長の片道切符を使用して、北海道を縦断した様子をお伝えします。
ルートの総距離は1,600キロ以上、切符の有効期間は9日です。
切符の発券方法や乗車した列車、
ルート上のオススメ宿などは以下の記事をご覧ください!
稚内から網走:日本最北端の駅から旅がスタート
日本最北端の駅稚内から旅をスタート。
旅をした様子は以下の動画にもまとめたので
よろしければご覧ください。
まず乗車するのは特急サロベツ2号。
あいにくの天候でしたが、抜海駅付近の絶景や北海道の開けた車窓を眺めて旭川へ。
旭川からは2022年度で定期運用の終了が予定されている
183系特急大雪1号に乗車して網走へ。
前方は復刻塗装車両、後方は通常の塗装です。
遠軽駅名物のスイッチバックを経験し、列車は約4時間で網走駅に到着。
網走から帯広:オホーツクの絶景を堪能し南下
網走からは快速しれとこ摩周号に乗車して、釧網線を釧路へ。
網走を出発後左側にはオホーツク海の絶景が広がります。
標茶(しべちゃ)を過ぎると路線は釧路湿原内を走り、車窓に湿原が広がります。
釧路からは新しいH100形気動車に乗車して帯広へ。
根室線は釧路を出発した後しばらくして海沿いを走ります。
約2時間半で帯広に到着。
帯広では数年前キハ40が活躍していましたが
今回目撃したのはH100ばかりで時の流れを感じました。
帯広から札幌:代行バスで不通区間を通過
帯広からまず新得へ。
新得〜東鹿越間は2016年の台風災害で不通となっており、代行バスが運行されています。
東鹿越からはキハ40で富良野へ。
車窓に雄大な山々を望みます。
富良野で乗り換えて旭川へ。
旭川から札幌までは距離を稼ぐため何度も乗り換えて向かいます。
ちなみに旭川から特急に乗れば乗り換えなして札幌まで行けます。
何度も乗り換えが必要ですが、それもこの旅の魅力です。
札幌から新函館北斗:廃止予定の函館本線「山線」に乗車
札幌からまず小樽へ。快速エアポートのUシート(840円)に乗車。
海沿いスレスレを走り車窓が美しい区間です。
小樽からは廃止が決定している函館本線の山線で倶知安(くっちゃん)へ。
2両編成のほぼ全ての座席が埋まり、本当に廃線になるのか疑いました。
倶知安からはさらに1両編成となり、ホームに長蛇の列が。
座席は全て埋まり、終点まで終始多くの立ち客がいました。
廃止が決まり鉄道ファンが訪れているのに加えて
学生や旅行者、年配の地元の方などの利用者も多かった印象でした。
長万部(おしゃまんべ)からは特急北斗で森駅までワープ。
車窓が綺麗な区間ですが、残念ながらこの日は雨。
ところが森駅についたところで雨が止み、虹が出現。
キハと虹の思いがけないショットが撮れました。
森駅を出たすぐのところで名物「いかめし」が売っているので
改札を出てみるのもオススメです!
森駅からは砂原支線経由で新函館北斗へ。
砂原支線は駒ヶ岳の勾配を避けるように海側を迂回します。
新函館北斗から木古内:北海道新幹線で北海道最南端の木古内駅へ
最後の行程は、北海道新幹線を1駅分乗車して木古内駅へ。
10分少々の乗車時間で列車はゴールの木古内駅へ到着。
これにて5日にわたる北海道内最長片道切符の旅が終了です。
コメント