【銚子電鉄】廃線危機をぬれ煎餅で乗り越える!?ユニークなローカル線を紹介!

鉄道

こんにちは。いっちー(@tetestkake_blog)です!

本業の鉄道事業が赤字でも、副業のぬれ煎餅で盛り返す。

そんなユニークな経営で成り立っているローカル線が千葉県に存在します。

その名も銚子電鉄

この記事では、ユニークな経営で生き残りを賭ける銚子電鉄の魅力を紹介します!

この記事のみどころ
  • 鉄道会社だけど副業の「ぬれ煎餅」が儲かって、廃線を回避!?
  • レトロな車両と駅舎。車両はなんと「中古のさらに中古」
  • レール・電線・路線の石まで!生き残るためのグッズ販売!

>> 千葉県を走るローカル線のまとめ記事はこちら <<

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銚子電鉄の概要

銚子電鉄は千葉県銚子市を走る鉄道路線です。

鉄道路線は銚子駅 – 外川駅 6.4kmを結びます。

本業の鉄道事業の他にも、副業の「食品事業」を行っています。

ぬれ煎餅に代表される副業の食品事業が好調で、鉄道事業の赤字を補い廃線の危機を乗り越えています。

銚子電鉄の見どころ

銚子電鉄は鉄道会社なので、ローカル線としての鉄道の魅力はもちろんありますが、

同時に「ぬれ煎餅」に代表される食品やグッズにも銚子電鉄の経営努力によるオリジナルの魅力があります。

車両は中古のさらに中古 – 動く鉄道博物館!

銚子電鉄を走る2000形は、元伊予鉄道の車両。

伊予鉄道の前は京王電鉄2010系として活躍していました。

京王電鉄で引退した車両を伊予鉄道が買い取り使用したのち、伊予鉄道で引退した車両をさらに銚子電鉄が買い取ってます。

中古の中古車両ですが、車内は綺麗で現役の車両としてバリバリ活躍しています!

2000形のうち1両編成は「大正ロマン電車」として床・窓・手すりなどの内装が改装され、

「古き良き日本」の雰囲気を味わうことができます。

もう1両の2000形は「ピンクニュージンジャー号」として運転され、

車内の至る所がアルパカのぬいぐるみや風船などでファンシーにデコレーションされています。

いっちー
いっちー

車内は大量のピンクの装飾がなされています。

SNS映えは間違いなしです!

駅舎がレトロ!まるで映画の世界にいるかのよう

レトロなのは電車だけではありません。駅舎もレトロです。

外川駅

外川(とかわ)駅は銚子電鉄の終着駅です。下記のような特徴があり、

訪れるだけで昭和にタイムスリップした気分になります。

  • 木造の駅舎
  • 時刻表は黒板に描かれている
  • 駄菓子を販売している売店が併設されている

犬吠駅

犬吠(いぬぼう)駅は外川駅の一つ隣に位置します。

犬吠駅は以下のような特徴があります。

  • 地中海をイメージしたような駅舎
  • 桃太郎電鉄に登場するボンビーこと貧乏神の石像がある
  • 売店あり。名物の「ぬれ煎餅」も販売されている

犬吠駅付近には犬吠埼温泉もあるので、途中下車をしてひと風呂あびるのもオススメです!

本銚子

本銚子駅は銚子駅から3駅目の無人駅です。

本銚子駅の駅舎周辺は木々に囲まれており、

列車が到着する際にはまるで森の中から列車がやってくるような光景を楽しめます。

いっちー
いっちー

木々の中から電車がやってくる光景は、

まるでジブリの世界にいるかのようです!

ユニークなグッズ – アイデアで廃線を阻止!

外川駅、犬吠駅などには売店があり、そこでは銚子電鉄のグッズを買うことができます。

ローカル線でよく販売されている硬券(紙のチケット)の他にも、鉄道事業の赤字を解消するために工夫を凝らした様々なグッズが販売されています。

ぬれ煎餅

銚子電鉄の副業であり、多くの利益をあげているぬれ煎餅

2006年に資金難で鉄道車両の法定検査が行えなくなった際には、

多くの人がぬれ煎餅を買うことで銚子電鉄を支援しました。

銚子電鉄の自社工場で製造されたこのぬれ煎餅は、

醤油タレを染み込ませたしっとりとした食感が特徴です。

まずい棒

有名な駄菓子である「うまい棒」を彷彿とさせるネーミングの「まずい棒」。

チーズ・ぬれ煎餅などの味が販売されています。

味がまずい訳ではなく、「経営状態がまずい」からネーミングされた自虐アイデア商品です。

うまい棒にそっくり…

線路の石

これぞ衝撃、なんと線路の石も販売されています。

採取場所は中ノ町駅。採取者は銚子電鉄の社長です。

使い方はあなた次第!昭和の時代から安全を支えてきた線路の石です。

いっちー
いっちー

飾るのもヨシ!

庭に撒くのもヨシ!

使い手次第で何にでも使えます。想像力を駆使する時がやってきました。

ちなみに「鉄道の石」はオンラインでは売り切れになる場合もあると売店の方がおっしゃっていました。

トローリ線やレール

外川駅の売店でトローリ線やレールが販売されていました。そんな物まで売っちゃうの!?

トローリ線は電車に電力を供給する線です。それをカットしたものが

  • 300円(大)
  • 200円(小)

で販売されています。

レールも同じくカットされたものが数種類販売されています。

いっちー
いっちー

私がグッズを眺めていると、年配の女性がトローリ線を購入する姿を目撃しました。その方によると文鎮がわりに使うとのことです。

アクセス

電車の場合 – 特急で東京駅から2時間

銚子電鉄の起点である銚子駅までは、東京駅から

  • 普通列車で約2時間半〜3時間
  • 特急「しおさい」を使って約2時間

でアクセス可能です。

特急「しおさい」

車の場合

車の場合は東関東自動車道「潮来IC」から国道124号線を約50分で銚子に到着します。

なお、以下の駅には無料の駐車場があります。

  • 外川駅
    • 5台
  • 犬吠駅
    • 15台

観光には1日乗車券が便利!

銚子電鉄の観光には1日乗車券が便利です。

値段は大人700円/子供350円で、当日銚子電鉄の乗り降りが自由になります。

電車乗り降り自由の他にも、

  • 犬吠駅付近の日帰り温泉が300円引き
  • 外川駅付近の飲食店でデザートやコーヒーのサービス

など、様々な特典もついてきます。

さいごに – グッズを買って銚子電鉄を応援しよう!

ここまで紹介した銚子電鉄ですが、依然として鉄道経営は赤字で廃線の噂が絶えません。

公式オンラインショップでは、この記事で紹介した

  • ぬれ煎餅
  • 線路の石
  • まずい棒

などのグッズが購入できます。

銚子電鉄が少しでも気になる方は、配線の危機と戦う銚子電鉄を支援するために、

オンラインショップからグッズを購入してみてはいかがでしょうか?

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